白木山

　　　山へずっと行ってなくて、土曜日は必ず山へ行こうと考えていた。前日の金曜日は広島にも初雪が降り
　　　もしかしたら山は雪かなと期待した。「俺は行かなくて良いか」と私を心配するお父さんを「雪道は慣れて
　　　いないから今日は家にいて」と、留守番を頼んで一人で出かけた。国道５４号線から中深川方面へ車を
　　　走らせていると、白木山方面が一面雪化粧だった。「やったー！雪が期待できる」と胸を躍らせて先へ進む
　　　と、高陽を過ぎた辺りから民家の屋根にも雪がのっていた。道路は日陰の部分が凍結していたが、なんとか
　　　登山口まで大丈夫だった。でも、早くスタッドレスに換えなければと思った。
　　　出発が遅れたが、登山口に車はまばらだった。準備をして歩き始めるとひんやりとした空気に身も引き締まった。
　　　出だしは、雪はなく登山者もなく快適に静かな山歩きを楽しめた。五合目手前より雪が登山道にも現れ、何だか
　　　ワクワクしてきた。五合目から上のお地蔵さんは、みんな雪を被っていて寒そうだった。頂上に着くまでに出会った
　　　登山者は降りの５人だけ。静かな静かな山だった。頂上には、どこかの山の会のグループ数人がお昼を食べて
　　　寛いでいた。私もたまごうどんを作って食べた。今年の２月に九州からのお客さんを案内して登った時は、豚汁を
　　　ご馳走した。こんな寒い日には暖かい食物がホッとする。食後に良く冷えたりんごとコーヒーでおやつも食べた。
　　　風もなくそんなに寒くなかったので、１時間ほどまったりと過ごした。
　　　降りは、頂上下の水場で留守番をしているお父さんに帰ってコーヒーを入れてあげようと水を汲んだ。
　　　暫く快適に歩いていると後から来た初老の男性とデットヒートを繰り返しながら歩くことになるとは・・・。
　　　でも、何となく楽しかった。
　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　民家の屋根にも雪が・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　登山口　雪はなかった

　　　　　　　　　　　　　　　　　いつもの快適な道　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　穴地蔵さん

　　　　　　　　　　　　　　　　葉を落とした木が青空に映える　　　　　　　　　　　　　　雪がちらほら見え出した

　　　　　　　　　　　　　　　　　五合目手前の登山道　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　五合目

　　　　　　　　　　　　　　　　　お地蔵さんも寒そう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大好きな水平道もこんな感じ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きれいだと思ったけど飲まなかった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きれいだねぇ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　頂上までもう少し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頂上には薄らと雪が

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きれい・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　卵うどん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　瀬戸内海が光っていた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐羅漢山方面

　　　　　　　　　　　　　　　　汲んで帰った水場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残った薊がまだきれいだった