登山日 | 2012年10月8日(月) |
天候 | 晴 |
山名 | てんざん |
所在地 | 佐賀県小城市 |
登山口 | 上宮駐車場 |
同行者 | タクさん・平六さん・Yanさん |
所要時間 | 4時間(歩行時間) |
佐賀に在住のタクさんから、「tachiaoiさんの歓迎登山を計画しました」とメールをいただき、さっそく
「了解しました」の返信を送った。前に我家のお父さんと軽く登ったことがあったが、この歓迎登山で
天山の魅力と奥深さを実感させられた。「恐るべし天山・花の天山・草原の天山・たおやかな天山…」
語りつくせないほど。
前日に登った大崩山とは、正しく剛と柔だ。疲れが残る身体には、空も空気も花も景色も人もすべてが
優しかった。
JR小城駅で待ち合わせをして、平六さんの車で佐世保のYanさんが待つ上宮駐車場へ。初対面の挨拶を
交わし、途中に咲く花の名前や説明を聞きながら歩く。
さすがに天山の主であるタクさんは、花のことをよく知っておられた。まるで「歩く山野草の本」である。
JR小城駅 | 上宮駐車場 | |
ヤマハッカ | シギンカラマツ | |
キバナアキギリ | アキチョウジ | |
ツリフネソウ | アケボノソウ | |
ヒヨドリソウ | アキノキリンソウ | |
あめ山分岐 | 草が生い茂る登山道をあめ山へ | |
天山に自生している植物の標識 | ノダケ |
センブリ
ムラサキセンブリ
リンドウ
初対面のYanさん | 初めてのあめ山頂上 | |
ツルニンジン | 八幡岳と手前に舟山 |
あめ山からの天山
あめ山を望む
天山頂上
天山頂上には、多くの家族連れや若者達が登って来ていた。この日の頂上は満員御礼の
賑わいだった。人気のほどが伺える。頂上を後に、草原を花散策する。タクさんのブログに
登場する花々をじかに見られて感動した。モウセンゴケなどは、その大きさにびっくり。
あんなに小さかったなんて・・・。センブリは今年はたくさん咲いているようだ。センブリと言えば
広島では、深入山を思い出す。深入山のセンブリは濃い紫センブリだった。ここのは、白が多い。
白もきれいだな。それから、「天山北壁」。見応えがあった。皆さんも来て探してみてください。
ビックリですよ!
雲仙が見えるか見えないかが、天気の目安だと
タクさんが仰っていました。今日はバッチリです。
遥か雲仙普賢岳が見えます
マツムシソウ | モウセンゴケ | |
ヤマジノギク | ||
タンナトリカブト | 同じく | |
ツルトリイバラの実 | センブリ |
ウメバチソウ
天山北壁 | 頂上に人影が見えませんか? | |
ヒメアザミ | 花の撮影に余念がありません |
秋の空は格別です
天川駐車場 | ||
先を行くタクさん・Yanさん・平六さん | イタドリ | |
シギンカラマツの実 | ||
キクバヒヨドリ | 紅葉 |
秋真盛り 天高く・・・ 私の秋
ナギナタコウジュ | 名前がわかりません |
シロバナサクラタデ
いつもなら40分で頂上に着き、少し休んで下山となるんだが、なんと4時間も天山を彷徨い、いやいや、
探検したのだった。丁度、お腹が空いた頃、上宮駐車場の吾妻屋に着き、この日の次なるメインイベント
平六さんの「豚汁」と、タクさんの「タクサンド」が登場した。
私に感化されて味噌作りを始められたと言っていた平六さん、私に負けず劣らずの好奇心の持ち主だった。
その手作りの優しいお味噌で作った豚汁は、とっても美味しかった。お味噌だけではない、愛情や豚肉の出汁も
よく効いていた。ちょっと残念だったのが「人参」と「ねぎ」を忘れたことかな(笑)
言ってくれればと、タクさんと私が言った。でも、本当に美味しかったですよ!それから、タクさんの「タクサンド」
食べるのは確か二回目だと思うが、この日のは贅沢にも半分じゃなく一個まるまるだったのが嬉しかった。(笑)
どちらも心のこもった美味しい豚汁とタクサンドでした。ありがとうございました。
あっ、忘れちゃいけないYanさんの「栗おこわのおにぎり」。これも絶品でした。それに高価な「三笠山」。これも
まるごと一個貰えて嬉しかったです。(笑)皆さん、本当にありがとうございました。
豚汁を作る平六さん | タクさんの「タクサンド」 | |
Yanさんの栗おこわのおにぎり | 栗の渋皮煮 | |
太秋柿 | 平六さんの手作り味噌 | |
完成した豚汁 | 具だくさんです | |
レイジンソウ | ジンジソウ | |
ナギナタコウジュ | オタカラコウ | |
ピンクのツリフネソウ | 白いツリフネソウ | |
岸川まんじゅうの店 | 羊羹博物館 | |
展示室 | 小城羊羹とお抹茶をいただいた |
山の最後に寄っていただいたのが、岸川まんじゅうのお店。このお店は、超有名ですぐに売り切れ御免に
なるそうだ。そんなお店だから、通りの一番賑やかな所にあると思いきや、山の麓の周りを田んぼに囲まれた
とってものんびりした静かな農村にありました。
お店に行くと何と運悪くこの日は、定休日だと中からおばあさんが出てきて、申し訳なさそうに言った。
「ガーーーーーン」休みかあ・・・。
落ち込んでいると、店の中からおばあさんが手招きしていて入っていくと、取り置きしていたおまんじゅうを
持っていきなさいとくれたではないか。代金も取らずに。もう、嬉しくて嬉しくて・・・。
素朴なおばあさんが作る素朴なまんじゅうに、優しい心根がプラスされたそのおまんじゅうの味は、噛めば噛む
ほど甘みが出て美味しかった。ありがとうございました。
岸川まんじゅう屋さんを後に、次は小城羊羹の博物館へ案内された。そこは、小城羊羹の発祥の地で中には
道具類が所狭しと展示されてあった。中でも、砂糖が種類別に並べられてあり、「和三盆」「氷砂糖」「中双糖」
「グラニュー糖」と興味がそそられた。
その中の高級品である「和三盆」を、平六さんが無造作にそれを手に取って舐めようとしたので、たしなめた。(笑)
「ダァメ、ダァメ、舐めちゃ」…。冗談ですよ!冗談!平六さんの名誉のためにも。
展示室を降りて行くと、お抹茶と小城羊羹が待っていた。なんと、これまた無料なのだ。なんと太っ腹な!
羊羹とお抹茶をご馳走になり、気を良くして売店に行くとそこにも試食品が・・・。豚汁などでお腹はパンパンなのに
その試食品までいただきました。食い意地が張っています。ハイ。
お土産に友達に送るやつと我家の分をどっさり買って帰りました。あー、そう言えば、川崎の山友であるM田さんも
この小城羊羹の大ファンだったなあ。今度、会う時に持って行ってあげよう。
タクさん・平六さん・Yanさん どうもお世話になりました。ありがとうございました。