多良山系周回

登山日 2012年5月20日(日)
天候 曇り
山名   多良山系
 所在地  長崎県大村市
 登山口  黒木小岳小屋
 距離  登山口から林道まで6.3km
 標高  
 同行者  三田・窪田・山上・東・西川陽・西川幾・倉嶋
 所要時間  7時間

      長崎県山岳連盟登山大会に参加した。土曜日、小岳小屋(幕営地)に集合して交流会が開かれた。
      長崎・諫早・北松・島原・佐世保、各地域の山岳会の仲間が集まり、楽しい宴が夜遅くまで続いた。我長崎山岳会は
      女性の参加が私と西川幾さんしかいなく、食当としては準備が大変だったが、男性達にも手伝わせ何とか美味しい夕食を
      準備することができた。昼間のクライミングの反省をして、久しぶりに出会う仲間と語り合い、お酒を酌み交わして楽しんだ。
      私と三田さん・東さん・西川陽さんは最後まで話が弾み、12時を回る頃、テントのシュラフに潜り込んだ。

      翌日、下さんと山内さんを残して、他の山岳会のメンバーが出発したあと遅れて長崎山岳会は、横峰越へと出発した。
      会長から渡されたルート地図を頼りに登っていくと、何箇所か迷うところがあり、読図をしながらの山歩きとなった。
      途中、多良山系の無残な姿に心が痛み、怒りが湧いてきた。きっといつか罰が当たるに違いない。そう思った。
      先発隊より10分遅れで横峰越に到着。しばらく休憩して、先へ進んだ。

      ここまでは順調だったのだが、何処で間違えたのか、いつのまにか渡された地図のコースから外れてしまっていた。
      多分、たくさんのギンリョウソウやシャクナゲの木に気を取られて、地図を確認しなかったからだろう。それに、赤いテープにも
      頼りすぎた感があった。道はどんどん下り、道なき道を藪漕ぎ状態で進んでいく感じ。最後は林道に降り立ち、ここは何処かと
      GPSで確認すると、戻るはずの登山口とは反対側へ降り立っていた。

      仕方なく、来た道を登り返す。途中、地図で何度も確認しながら登って行くと、三角点のある場所へ辿り着いた。電池切れのGPS
      を再度電源を入れ、現在地だけ確認してやっと地図上の登山道に戻ったことがわかった。
      それからは快適な登山道を地図のコース通り進んで行くと、上りの登山道と合流して登山口へ向かった。予定の下山時刻より
      大幅に遅れたが、事無きを得て無事に山内さんが待つ幕営地に戻った。

      高が多良岳、されど多良岳。甘く見てはいけないと誰もが思ったに違いない。無数の惑わせるテープの目印も如何なものか。
      でも、それに頼らずちゃんと読図が出来なければこの手の山は危ない。何も持たず、気軽に山に入るのは道迷いの遭難に繋がる
      今回は、良い勉強になった。

                              林道に降り立った時に電池切れとなり、その後はなし。

  

                 経ヶ岳を木々の間から望む                    木橋を渡る

  

                  育った檜の伐採の為、林道が造成されていた。   削られた斜面は地層が見られる。

  

                 自然を破壊してまでこんなことをしていいのだろうか?いつか罰が…。

  

                  こんなに素晴らしい滑滝もあるのに           五家原岳分岐の横峰越

  

  

                       登山道には至る所にギンリョウソウが咲いていた。

                                   ギンリョウソウの集合写真

  

                    本来はこの景色は見られない           藪漕ぎ状態の登山道

  

                   道なき道を抜けた所が林道          引き返したところに三角点があった。

  

                   やっと正規登山道の林道入り口         この林道から1時間半弱で登山口へ

  

                                                       帰りも経ヶ岳の姿が

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