ノルウェーの山旅B

      8月14日 晴曇り ロム(マイクロバス)7:30⇒ユーバスヒュッタ登山口8:10⇒ガルホピッゲン頂上12:20⇒
                 ユーバスヒュッタ登山口16:00


      翌朝5時起床。朝食を各自摂り準備を整えてロッジを出る。ツーリストセンターに小屋の鍵を預けようと待っていると
      見知らぬ外国人の男性が私達に近づいてきた。話しかけてきたので応対すると何と私達を案内してくれるガイドさんだった。
      名前が確かマーチンだったかマーチスだったか忘れてしまった。歳は30歳これは確かだ。長身のカッコいい好青年だった。
      空は曇り空で生憎の天気だと思っていたら、ガイドさんが「今日はラッキーだよ。天気は良くなる」と私達を喜ばせてくれた。
      本当かなあ・・。でもここはガイドさんを信じよう。バスを待っている間にハーネスを渡された。氷河を歩くときに使うらしい。
      暫くして立派なベンツのマイクロバスがやってきた。ベンツのマイクロなんて見たことない。
      そうかここはヨーロッパだ。ドイツ車が強いのがわかる。そのマイクロバスに乗り込んで登山口を目指す。山岳道路は登山口の
      ユーバスヒュッタまで舗装されている。ツンドラ地帯の山域は樹木の背丈が低く高度が上がるにつれ、草木も生えていない。
      ユーバスヒュッタの手前から、昨夜降ったと思われる雪が辺りを覆っていた。昨日の雨がここでは雪だったんだ。
      バスを降り小屋でトイレを済ませ出発。
      
    

     
ロッジを出発    ベンツのマイクロバス 
     
道路の途中に羊が・・動きません
 さすが北欧
 
  ツンドラ地帯に入り樹林帯を抜ける 
     
遠く氷河を頂く山々     積雪が見られる
     
ユーバスヒュッタ小屋(下山後に撮った写真)    トイレを済ませ雨具を着る 
     
 辺りはガスで何も見えない中を歩き出す   ガイドさんがこれからの行程を説明する 
     
相変わらず真っ白の世界    少しづつ高度を稼ぐ 
     
 太陽がガスの中から顔を出してきた
天気は回復するなと思った
  ガルホピッゲンの姿が現れた 

ほら、見ろあれがガルホピッゲンだ!とガイドさんが・・・
僕が言った通り晴れてきただろう!とガイドさんが・・・

氷河地帯を目指して歩を進める

     
 ちょっとピンボケだが、こんな所にも
可愛い花が咲いていた
  クレバスに落ちた時の注意書き 

雲とガスを抜け見事な景色が広がっていた

紺碧の空に輝くガルホピッゲンの雄姿

もう、言葉が見つかりません!来てよかった!

体調はバッチリ!寒さもそう感じません
ここから氷河帯に突入
 全員ハーネスを付けアンザイレンで歩く
ガイドさんが一際神経質そうに氷河の歩き方を説明する

     
 後続隊の大所帯のグループも到着
中には犬を連れている人も
小学生の子供もいた
   いよいよ氷河の上を歩く
     
写真では良くわからないが
歩いてる下の氷が青白い きれいだ!
 
  休憩のときは円になって休む 

北欧第2峰 Glittertinden 2465mが後方に姿を現した
なだらかな山容だが登頂するのは厳しいんだろうか

ガルホピッゲンから左に目を移した風景

歩いている側には大きなクレバスが

こういう所が何箇所もある
だからガイドさんは気を遣うのだ

氷河帯を抜け岩稜帯に入る前に休憩
続々と登山者が登ってくる
ここでアンザイレンを解き雪の岩稜帯を登る

まるで雪原の中を走る列車の様だ

私達は雪山経験者だという事で岩稜帯を
ガイドさんが登ることにしたようだ

雪には強い盛岡の岳人達と私

     
 休憩地点で   頂上はすぐそこなのになかなか届かない 
     
 遠くに目をやると素晴らしい景色が
もう、ずーっと見ていたい
  頂上直下の小屋が目の前に
もう少し頑張れ!
 

やったー!!頂上だ。ポーズを取ってみた。

頂上は360度の展望が開けていた

頂上小屋を裏手から撮ってみる
この小屋は100年前に建てられ、近々建直すという事だった

もう、うっとり
現実を忘れさせてくれる

ノルウェーなんだ!
今、ノルウェーの山にいるんだ
信じられなかった

Wonderful・Beautiful・Excellent・Great・Brilliant・・・
語りつくせない

     
横向きのガイドさんと一緒に    長谷川・石澤・小田・私 
     
 小屋の中で昼食    足を踏み外せば一瞬の終わり
     
クレバスも口を開けて待っている     降りは持って行ったアイゼンを付けようと
したが、ガイドさんに止められた
アイゼンを岩にかけて滑落されては困るから
その為、凍った急斜面を慎重に降りる
     
やっと岩稜帯を降りて
ロープでアンザイレンをし氷河帯を降った
 
  またガスが登って来て
周りは真っ白の世界
それでもワクワクしながら楽しんだ
 
     
午前中の雪も融けゴツゴツの岩が現れる    登山道脇の氷河帯にあるスキー場
氷河をスキー場にするなんて
さすが北欧だな 雄大すぎる
 
     
ユーバスヒュッテ小屋が見えてきた     こんな過酷な自然でも
可憐な花が咲いている

湖に迫る氷河

地球温暖化のために氷河も減っているそうだ

遠くの山々も姿を現した

     
登って来たところを振り返る    帰りのバスの車窓から 
     
 ロッジに帰り祝杯を挙げる
皆さんお疲れ様でした
  話も弾む 

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