ニュージーランドトレッキング
マウントクック編U
朝起きると雨は小雨になっていた。周りはガスって景色もいまいち。朝食を摂りにホテルへ向かう。豪華なホテルのレストランで
バッフェスタイルの朝食が用意されていた。たくさんの品から選ぶのが難しいほどどっさりと並べられていた。それでも私達は安い
コテージ泊まりなので、少ない方なんだがそれでも大満足であった。いろんな果物やヨーグルト、サンドウィッチなど欲張って食べ
てしまった。周りを見渡すと何と日本人観光客の多いこと。彼らもトレッキングするんだろうか?
朝食を終え、いらない荷物をフロントに預け「フッカーバレーコース」への道順へ向かった。雨は止まない。誰も歩いていない登山
道を黙々と4人は歩いた。でも、何だか楽しい。一つ目のビューポイントに到着すると眼下に吊り橋登場。風が強い日は渡らないで
くださいとあった。この日は風もあった。写真を撮り吊り橋まで行く。大丈夫渡ろうとみんなの意見が一致した。橋の下は氷河が
溶け白濁した水がゴォゴォと流れていた。対岸の山には虹が現れた。何とも幻想的な世界だ。雨は強くなり風も強い。それでも進
んで行くと私達を勇気づけてくれるようにマウントクックリリーが目の中に飛込んで来た。その数いっぱい。
どこを見てもマウントクックだらけ。山の斜面いっぱいに咲き誇るマウントクックを見て、「あー来て良かったぁ」と心の底から思った
第二の吊り橋を渡る頃は、風が強風となって吹いてくる。第三の吊り橋はもうすぐと言う所で、私達は撤退することにした。
この時点でもマウントクックは姿を見せず、がっかりさせられた。やっぱり、滅多に見ることのできない山はそう簡単には姿を現さ
ないのか。私は思った。姿を見せないという事は、また来なさいという事だと。絶対にもう一度この地を訪れたいそう思った。
後ろ髪を引かれながらも、ガスに煙る素晴らしい景色をカメラに収めながら、もと来た道を戻った。
記念にヒラリー卿の立像の前で4人で写真を撮った。雨・強風の中のトレッキングだったが、心に残る良い思い出となった。
ホテルに戻り、帰りのバスを待っていると私達の話を聞いていた埼玉から来ていた男性が、もしかしてこの山ですか?と写真を見
せてくれた。ゲーーーーーー!ショック!そこには美しいマウントクックが写っているではないか!いつ撮ったんですかこの写真と
聞くと、2日前だと言う。そうかあ、私達も最後のグランドトラバースは天気良かったもんね。こっちも良かったんだ。残念!
やがてバスが来て乗り込み晴れ間の見えるクウィーンズタウンの方へ向かって行った。
ハーミテージホテル | 全景 | |
たくさん食べました | どれもこれも美味しかった | |
私は大好きなブドウをどっさり | この窓の向こうにはマウントクックの雄姿が 見られるはずだった |
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雨の中歩き出す | 雨でもなかなかの景色 | |
ケルンの前で | 雨は容赦なく降り続ける | |
期待が持てそうだが | 先へ急ぐ | |
後は天気がよさそう | ミューラー氷河湖見晴らし台 | |
第一の吊り橋が見える | カメラで寄ってみる |
橋の前で | 風が強い | |
この先にマウントクックが | ||
街の方は明るい | ミューラー氷河方面 |
第二の吊り橋
吊り橋とリリー | 私とリリー | |
この頃から強風に |
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それでも渡る | ||
一面のマウントクックリリー | ミューラー氷河 |
マウントクックをバックにこの景色を撮りたかった
同じく
透きとおるリリー
左の写真の人をまねて | ||
キャンプ地へ戻る | ||
ヒラリー卿の像の前にて |
帰りはこーーんなに色が違う | 晴れるとこんな感じです | |
真っ青 | 牛は可愛い |