2日目 徳沢キャンプ場⇒涸沢キャンプ場
コース 徳沢キャンプ場⇒横尾⇒本谷橋⇒涸沢ヒュッテ分岐⇒涸沢ヒュッテキャンプ場
翌4日も天気は晴れ。7:00にテント場を出発。今日はちょっと長丁場。気合を入れて歩く。横尾まで快調に
歩き衣服調整をする。準備が整い涸沢方面への橋を渡ろうとすると、一人の中年の女性が近づいてきた。
その女性は、手に持っていたチラシとティッシュを私達に渡すと、「昨年末に槍ヶ岳・穂高方面へ登頂後行方が
分からなくなっている「名越 實」の捜索をしています。何か手がかりを見つけましたら連絡してください」とお願い
された。多分、その方は奥さんだと思われた。名越さんは広島山岳会の会員でガイドとしても有名な方で、当然
私達もその方のことは知っていた。テン場を見ると福山山岳会のテントが張られ、この連休は捜索に山へ入って
いるようだった。1日も早くご家族の元へ戻られることを念じて横尾を後にした。
この日は重たい荷を担ぎながらも快調で、本谷橋まで難なく歩いた。途中、仲間の二人が遅れ暫く待つことにした。
ここで十分休憩を取ったので、この先の急な斜面もゆっくりながら快調に歩いた。ヒュッテの屋根が見えてくるも
ここからの登りが歩いても歩いてもなかなか距離が縮まらない。最後の一登りを終えやっと涸沢ヒュッテに到着。
先行していた私とK堀さんがテン場探しと申し込みをそれぞれして、後続を待った。テントが大きいせいもあって
なかなかいい場所が見当たらず、ちょっと広くなっている場所を整地することにした。後続の一人が随分遅れて
いたので、K堀さんが応援に行き私一人スコップで整地していると、K林さんが到着して二人で作業した。そのうち、
全員揃ったが、Uちゃんが体調を壊しテントの中で休んだ。私達4人はヒュッテのデッキで遅めの乾杯をしてここまで
の労を癒した。有名な涸沢のテンバは、この日混雑していて白い雪の上にマーブルチョコレートをばら撒いたような
カラフルな光景を創り出し、初めて見るその景色に感動した。目の前には懐かしい奥穂高岳・北穂高岳・前穂高岳・
吊尾根等その素晴らしい景色に暫し言葉も出ず見入った。山はやっぱりいいなあ〜!
夕食を済ませ、シュラフに入って明日のことをワクワクしながら考えていると、夕飯前に耳にした情報で明日は雨らしい
嫌だなと思いながら眠った。この後、悲惨なことが起きているなんて夢にも思っていなかった。
林の向こうに明神岳 | 徳沢キャンプ場 | |
新村橋を渡って梓川の左岸を歩く | これぞ春山 素晴らしい眺め | |
横尾 | たくさんの登山者が休憩中 | |
この橋を渡ると涸沢方面へ | いざ 出発 |
感動で言葉もでない
かっこいい!屏風岩 中央右側にクライマーが・・ ウソです
南岳でしょうか?
画になります | 頑張っている私 | |
本谷橋 ここは渡りません |
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本谷橋で休憩中に一枚 | ||
雪渓の下は水が激しく流れている 気を付けないと足を踏み外し水の中へ |
本谷橋からの急登が続く | |
まだまだ先は長い | 北尾根が見えてきた | |
あっ 奥穂だ | 振り返ると・・・ うわぁ〜 | |
奥穂が目の前に | 北尾根も | |
分岐 私達は左へ歩を進める | 小屋は見えているのにここからが 遠くてなかなか着かない |
感動です!ここを登ってきました
我等のテント 整地が大変でした |
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可愛いテント群の中の私 | ||
崖っぷちに建つ涸沢小屋 | 涸沢ヒュッテ | |
まずは乾杯 | 美味しいねえ | |
テントの中 | 夜のテン場 暗闇に赤や緑のカラフルな 灯りが宝石箱のように輝く |
北尾根方面のテント群
奥穂高方面のテント群
前穂高岳
涸沢小屋方面のテント群
奥穂を背にした風景
こいのぼりが高地で泳いでいた
表銀座の縦走路