2日目コース  船窪小屋⇒船窪岳⇒不動岳⇒南沢乗越⇒南沢岳⇒偽烏帽子岳⇒烏帽子小屋

              昨日の天気が嘘のような快晴の朝を迎えた。さあ、今日は今回一番のハイライトコースそう、難所の連続するロングコースで
              緊張感に満ちた時間が長く続く。美味しい朝食を頂き、小屋のお母さんとスタッフに見送られながら、船窪小屋を後にする。
              お母さんも喜寿のお祝いに同じコースを歩かれたと聞いて、とっても励みになった。ちょっと躊躇する厳しい場所が現れると
              「そうだ、船窪のお母さんも歩いたんだ」と、おまじないのように心で唱えながら通過した。
              それでも、天気が良いのは何より。素晴らしい景色を堪能しながら楽しく歩く。右を向けば2週間前に歩いた五色が原コース
              が、左には槍ヶ岳〜燕岳・餓鬼岳方面が・・・。最高に幸せな気分で歩く。
              不動岳までの難所を超えると、ちょっとだけ安心。不動岳に着くと、遥か向うに何か大きい物体が動いていた。「熊だ!熊だよ」
              慌てて、持っていた熊鈴を鳴らしたり、笛を吹いたりした。ん?ちょっと待って、熊じゃないよ猿だね。それも群れを成していた。
              みんなで胸を撫で下ろし、ホッとする。不動岳を後に先を急ぐ。何せ烏帽子小屋までは遠い道程だ。
              次の目的地南沢岳までは花や木の実を楽しみながら歩くが、遠いなあ。南沢岳の頂上ではたくさんのコマクサが出迎えてくれ
              た。もう、とっくに花の時期は終わっていると思っていたので、見つけた時には感動の嵐。暫く、休憩をして地図を広げると
              先がまだまだ長いことを知り、急いで出発する。いくつかのアップダウンを繰り返し、四十八池に到着。この頃からガスが辺りを
              覆い始める。烏帽子岳はまだかまだかと歩いていると、分岐に出た。でも、周りはガスで覆われどこに烏帽子岳があるのか
              わからず、烏帽子岳登頂を諦め先を急ぐ。暫く行くと目の前に大きなピークが現れた。えーもしかして、これが偽烏帽子岳?
              疲れはピークを迎えていたが、ここを超えると小屋があると言い聞かせ、重たい足を上げ歩を進めた。
              下りになり、心なしか足早になる。やっと小屋が見え、長い長いコースの終わりを実感した。

     
 朝日が昇る    
     
 富士山もくっきりと   八ヶ岳 

剱岳ー立山ー龍王岳ー鳶岳ー越中沢岳ー北薬師岳ー薬師岳(写真が重なってしまった)

     
槍・穂高    燕岳・餓鬼岳 
     
船窪小屋から立山・剱岳    剱岳 
     
優しいお母さんと一緒に記念撮影    いつまでも いつまでも見送ってくれた 
     
針の木、船窪分岐    七倉ダム 

美しかった

遥か彼方に野口五郎岳・水晶岳

立山方面

     
 何とも言えない青が美しいトリカブト    
     
崩壊が激しい船窪岳周辺    いざ出発 
     
針の木古道分岐    こちらが針の木古道へ 
     
 ずっーーーと一緒    針の木小屋
     
蓮華岳    ホタルブクロ 
 
七倉ダムと槍ヶ岳
   
  山頂とは言い難い 

さあ、難所の始まり 
   
  濡れた大きな丸太は滑る
ほぼ、垂直の梯子 
     
 このコース一番の核心部   30p幅の登山道
両側は見事に切れ落ちている 

横から見た核心部

     
不動岳     
     
こんなのはまだ良い方
 ここも垂直の壁  
     
右側はスパッと切れ落ちている
 ここも壁    

見事な雄姿の針の木岳

北葛岳

船窪岳の崩壊地

     
     まだまだ続く崩壊地
     
越中沢岳方面    左に薬師岳 
     
 余裕の理香さん   足が竦む 

登山道は険しいけれど素晴らしい景色が忘れさせる

七倉岳

     
黒部湖が見えた    薬師岳 
 
トウヤクリンドウ
   
     不動岳頂上
     
熊と間違えた猿の軍団    可憐なコマクサ 
     
白いハクサンフウロ    このコース一番の見頃を迎えていた
トリカブト 
     
 ビタミン補給のブルーベリー   ベニバナイチゴも食す
美味しかった 
     
南沢岳の登り     もう一息
     
 殺風景な頂上   良く頑張ったあと少し 
     
 回りにはコマクサが咲き乱れている    四十八池の一つ
ガスが掛かってくる
     
 ここが烏帽子かと思いきや   烏帽子岳分岐 ここはパス 
     
偽烏帽子岳への登り きつかった     偽烏帽子岳頂上
     
 やっと烏帽子小屋に到着    夕飯は天ぷら
船窪小屋でも天ぷらその後も・・・

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