大雪山旭岳〜トムラウシ山ルート

1日目 旭岳〜白雲岳避難小屋

 登山日  2015年7月23日(木)
天 候  曇り後晴れ
 山 名   たいせつさんけい あさひだけ
所在地   北海道上川郡上川町
登山口   旭岳温泉 旭岳ロープウェー
同行者   長崎山岳会 石川・倉嶋
所要時間   7時間30分(休憩・撮影タイム含む)

       コース  旭岳登山口⇒ロープウェー終点6:30⇒姿見の池⇒旭岳⇒間宮岳分岐⇒松田岳⇒北海岳⇒白雲岳避難小屋14:00

           昨夜の土砂降りも上がり、曇り空ながらも雨は落ちていなかった。テント・コンロ・コッフェル等が入ったザックの重さは
          すでに15キロ、それにガスと水を2リットル加えると17キロにまで増えていた。大丈夫かいな。でも、担ぐしかない。
          準備を整え始発のロープウェーに乗るために5:30に白樺荘を出発。ロープウェー乗り場では変な格好のお兄さんが待っ
          ていた。変な格好とは、女性用の山スカに花柄のタイツ、ピンクのシャツでどう見ても女性だよなとまじまじと顔を見ると、
          どこから見ても男性だった。このお兄さん、私達と同じコースだったらしく後に凄いエピソードが待っていた。
          この日は始発だと言うのに登山客も少なく、どうやら縦走組は単独の栃木の男性・広島の単独女性・女装のお兄さん・
          ガイドさんを含めた8人のツアー客・それに私達だけだった。
          姿見駅で朝食を食べ歩き出すと、もうそこは花の楽園。写真に収めようとなかなか足が進まない。これじゃあ先が思いや
          られる。旭岳への上りで地獄谷の側を通るが最近のことを考えるとちょっと不気味だった。それに風が強くなり寒かったので
          雨具の上着を着て歩いた。
          旭岳の頂上に立った頃はガスがかかり展望は思うようになかったが、次第にガスが取れていった。旭岳からの下りはガレて
          踏み跡も不明瞭でその先の雪渓の下りのルートも分かりずらかった。幸い、ガスが取れて周りの様子が分かったので持っ
          ていたGPSで確認してその場を歩いていた登山者全員でルートファインディングをして降りて行った。
          ガスっていたら迷うに違いない。
          雪渓が終わると、見事なお花畑がつぎつぎと現れなかなか足が前へ進まなかった。本当に美しい花畑だった。
          北海道の花々は、他の所の花よりも色が濃いことがわかり、周りの色とのコントラストが鮮明で鮮やかだった。
          あー来て良かったと思った瞬間だった。
          天気もガスが取れだし、遠くの山も見えるようになり素晴らしい景色を満喫することが出来た。雄大な北海道の景色が
          広がり、背負ってる荷物の重さも、下界の些細なこともすべて忘れさせてくれた。

     
登山口脇のビジターセンター     大雪山国立公園なのだ
     
ロープウェー乗り場が登山口    所要時間15分
標高差1100m
料金片道1650円
 
     
姿見駅    姿見の池へ 
     
エゾノツガザクラ     イワブクロ
     
 姿見の池にて   イワブクロと姿見の池 
     
 旭岳へ向かう途中の地獄谷
水蒸気が絶え間なく噴き出している
  旭岳にて 
     
 旭岳からの下りはガレ場で急斜面なので要注意   ガレ場を抜けると雪渓が待っている
急斜面でルートが分かりづらい(目印は何もない)
 

雪渓を終えた登山道

     
降って来た道を振り返る
旭岳はガスの中
 
  エゾノツガザクラ 

斜面にいっぱいのイワヒゲ

こちらはチングルマの花畑

     
 エゾノツガザクラ   キバナシャクナゲ 
     
 エゾコザクラ    イワウメ

お花畑を抜けて間宮岳へ続く登山道

     
エゾタカネスミレ     間宮岳分岐
     
ミヤマキンバイ
クモマユキノシタ     

御鉢平 ここは有毒温泉

アップで

北海岳への稜線

振り返って歩いてきた道を見る

北海岳頂上

遠くに白雲岳が見える あれを超えると避難小屋

     
キバナシオガマ     ウスユキトウヒレン
     
エゾノツガザクラ     エゾノハクサンイチゲ
     
登山道の石川さん    まだちょっとだけ元気な私 
     
シラスのような ?     コマクサ

かっこいい黒岳

     
エゾオヤマノエンドウ     エゾオヤマノエンドウ
     
 コマクサを上から見ると   ナガバキタアザミ 
     
 イワヒゲ    ヨツバシオガマ
     
 イワブクロ   ミヤマリンドウ 

エゾノツガザクラのお花畑 見事だった

まだ多くの残雪が残る

     
この雪渓も渡る    白雲岳 

チングルマとエゾノツガザクラのお花畑

     
 ツアーの登山者が雪渓を渡る   白雲岳分岐 白雲岳はパス 

白雲岳避難小屋が見えて来た でもまだまだ遠い

                                      エゾミヤマツメクサ

          初日の歩きを終え、白雲岳避難小屋に到着すると管理人のお兄さんに小屋の使用料一人1,000円を払い2階に
         場所を確保。その前に、最初に登場した女装のお兄さんが小屋の前で北海道のお酒一升瓶と紙パックのお酒を持って
         登山客を待ち構えていた。私達も一緒に飲みましょうと誘われた。何とこの時の出立が普通のお兄さんの格好になって
         いた。びっくり!着替えたんだ!普通の服持ってるじゃん!
         一休みしていると、だんだん頭が痛くなりだし、食欲もなく、当然誘われたお酒も飲めず、横になっていたが気分が悪く
         去年、剱沢診療所で貰った薬を持ってたのでそれを飲んだら治った。
         夕食を済ませ早々と横になっているといつの間にか眠りについていた。途中、激しい雨音が聞こえテントにしなくて良かった
         と思った。暫く眠り目が覚めて時計を見ると12時過ぎだった。頭の上の小屋の窓に目を移すと、なんとそこには満天の星空
         が広がっていた。感動してうっとりと眺めていると幸運なことに流れ星がスーーーッと流れて行った。
         急いで願い事をしたが・・・間に合ったか?
    

     
トイレ    有人の避難小屋 でも、何も売ってない 
     
テント場 この日は小屋が空いていたので
小屋泊まりにした
 
  避難小屋の前で岩手の男性と 

雲は多いが晴れ間も見え美しい光景が

北海道の山にいることが信じられなかった

青空も

暫し佇み見入ってしまった

きれいだなあ

     
エゾコザクラ     キバナシャクナゲ
     
 エゾヒメクワガタ   ミヤマリンドウ 
     
 リシリリンドウ   アオノツガザクラ 
     
    エゾノツガザクラとアオノツガザクラのコラボ 
     
イワギキョウ    ウコンウツギ 
     
ウコンウツギ    チシマノキンバイソウ 
     
チシマノキンバイソウの群生     エゾヒメクワガタ
     
 タカネトウウチソウ   バイケイソウ 
     
トカチフウロ    エゾコザクラ 
     
 ミヤマアズマギク   エゾハハコヨモギ 
     
 イソツツジ   カナブンの小さいやつかな?
きれいなブルー 色は好きだけど…
 

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