登山日 | 2015年7月24日(金) |
天 候 | 晴れ時々曇り |
山 名 | ちゅうべつだけ・ごしきだけ・かうんだけ |
所在地 | |
登山口 | |
同行者 | 長崎山岳会 石川・倉嶋 |
所要時間 | 9時間10分(休憩・撮影タイム含む) |
コース 白雲岳避難小屋4:50⇒高根ヶ原⇒平ヶ岳⇒忠別岳⇒五色岳⇒化雲岳⇒ヒサゴ沼避難小屋14:00
翌日は予想通りの空模様だった。雲はあるものの青空が今日の行程を快適にしてくれると喜んだ。小屋の中を見回すと
すぐ近くで寝ていた山スカのお兄さんは3時頃小屋を後にしたらしく、その姿はすでになかった。
昨日もここまで5時間近くで歩いたようだ。昨日の話では、ヒサゴに泊まるかそのままトムラウシ温泉まで降りるか迷って
いた。私達がトムラウシまではいくらなんでも無理よと言うと、まんざらでも無いような顔をしていた。降りるのか???
それは今日のヒサゴ沼避難小屋までのお楽しみ。でも、彼は一升瓶も空になってたし、テントも持ってなかったようだし
あの荷物の量で、あの速さならもしかしたら有り得るかも!
彼は結構山を歩いているようにも見えた。あの格好さえなければ凄いなと感心するんだが・・・。残念!!
南アルプス小河内避難小屋の小屋番の方を知っていたのにはびっくり!それに多分居候と表現してたのはK氏ではない
かな?まあ、世間は狭い!因みにその彼は神奈川県の茅ヶ崎に住んでいると言ってた。
初日からすっかり私達のパーティーに加わる形となった広島の単独行の女性と一緒に小屋を出発する。
この女性とは結局最後まで一緒に歩くことになるんだが、彼女は元広島山稜会に所属していたが辞めて今は一人で各地を
歩いているそうだ。
小屋を出てすぐの所から見事なお花畑が広がり、この日もなかなか足が前に進まなかった。花咲き乱れる高根ヶ原の平
原を3人で歓声を上げながら歩いた。本当に大雪山系は花の種類が多かった。
登山者も少なく熊に出くわす恐怖は持ちながらも、その花々に見入り幸せな気分になった。百花繚乱この言葉は正しく
この山域にふさわしいと思った。遥か彼方にトムラウシ山も望め気が遠くなりそうになるが、周りの景色が気分を快適に
してくれ楽しく歩くことが出来た。でも、平原は続くよ何処までもでなかなか忠別岳には近づこうとしない。
やっと忠別岳の姿が現れると頂上までの歩きがしんどかった。辺りはいつヒグマが出てもおかしくないところで、足は自然と
前へ出ていた。
朝の白雲岳避難小屋 | 天気もバッチリ | |
イブキトラノオ | チシマキンレイカ | |
チシマギキョウ | コケモモ |
チシマノキンバイソウが咲き乱れる
チシマフウロ | チシマフウロの群生 |
私達二人の影法師
エゾノツガザクラとアオノツガザクラのコラボ
何処を切り取っても画になります
朝日を浴びるエゾノツガザクラ かわいい!
素晴らしいの連発
芽吹いたばかりのバイケイソウ |
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朝露に濡れるエゾコザクラ | ||
チシマヒョウタンボク |
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エゾウサギギク |
振り返ると白雲岳避難小屋が
遥か彼方にトムラウシ山が見えた
ちょっとズームで
もっとズームで かっこいい!
I川さんも満足 | 少しだけ食料が減ったが重さはさほど変わらず | |
ウズラバハクサンチドリ | ハクサンチドリ | |
チシマツガザクラ | 虹が | |
エゾツツジ | チシマキンレイカ | |
チシマキンレイカとイワブクロ | チシマキンレイカとエゾツツジ |
エゾツツジロード
雄大な北海道の山脈
どこまでも続く
コマクサ | チシマギキョウ | |
イワウメの終盤 | ホソバウルップソウ | |
イソツツジ | ゴゼンタチバナ | |
コマクサの群落 | ホソバウルップソウ | |
高根ヶ原分岐 | 平ヶ岳 | |
カラフトゲンゲ | カラフトゲンゲ | |
リンネソウ | リンネソウ |
コマクサ群生地
ハイマツ帯ヒグマが出てもおかしくない所
青空が眩しかった
I川さんと広島のA木さん | A木さんと | |
タカネシオガマ | ? |
忠別岳の雄姿
忠別沼
忠別沼に逆さ忠別岳
きれいだなあ
暫し疲れを忘れる
忠別岳へ向かう忠別沼脇の木道
まるで絵画の様
ワタスゲ | 忠別沼を振り返る | |
リシリリンドウ | リシリリンドウ | |
岩稜帯 | ヒグマが出てもおかしくないハイマツ帯 | |
ホシガラス |
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忠別岳頂上にて | ||
エゾヒメクワガタ | 忠別避難小屋 |
忠別岳を後に先へ急ぐ。途中、左前方下に忠別岳避難小屋が見えた。広島の女性の計画ではこの日はここに泊まる
予定だったようだが、私達がヒサゴ沼避難小屋まで行くと言うと彼女も一緒についてきた。ヒサゴ沼避難所に一緒に行く
のはいいが、その後の予定のトムラウシ温泉を予約していないという事で困っていた。
でも、明日下山しないと次の日は雨の予報だったので、宿は何とかなるでしょうと翌日の下山を薦めた。忠別岳を出て
五色岳で沼ノ原方面からの単独の男性に写真を撮ってもらい、話しをしていると同じヒサゴ沼避難小屋に泊まることが
分かった。
五色岳からは快適な木道歩きとなり、化雲岳も姿を現した。単独の彼は化雲岳はパスしてそのままヒサゴ沼へ。
私達は最後の力を振り絞り化雲岳へ。この上りもきつかった。
化雲岳を後にして降って行くと最後の雪渓が現れた。ここも踏み跡がはっきりせず、ガスっていたり天気が悪かったら
迷う所だ。気を付けてゆっくり降った。雪渓を終えると小さな沢みたいな登山道になり、道は荒れて木道は至る所で
崩壊していた。ここからの歩きも長くまだかなまだかなと思って歩いているとヒサゴ沼が目の前に現れた。
沼の回りを辿って行くと今日の宿泊地ヒサゴ沼避難小屋が見えて来た。
チングルマのお花畑
忠別岳を後ろから見るとこんな感じ
遥か彼方に化雲岳その手間前に五色岳
五色岳分岐 | 五色岳にて | |
? | ? | |
ウメバチソウ | ホソバイワベンケイ | |
? | エゾキスゲ | |
木道の先に化雲岳 | 化雲岳分岐 | |
トムラウシ山がちょっとだけ近づいた | 化雲岳頂上にて |
ヒサゴ沼へ
日本庭園を思わせる湿地帯
ヒサゴ沼避難小屋へ
雪渓とチングルマ いいねぇ
ガスって先が見えない雪渓 | この日最後の雪渓にてI川さん | |
だいぶ疲れてきた私 | 最後だと思った雪渓がまた現れる |
ヒサゴ沼避難小屋は小さな小屋で1階に10人位、2階もそれくらいしか泊まれず私達はここで持参したテントに寝る
ことにした。テントは快適で、この日の雨も心配なさそうだった。せっかく担いできたんだから使わなきゃ!
さっそくテントを設営しようとしたら周りの男性が手伝ってくれた。慣れてるので手伝いは要らなかったがご厚意に
甘えて手伝ってもらった。近くの水場で水を汲み、ガスで飲み水を作る。この日は最後の夜なので、贅沢にガスを
消費して、お湯で顔を洗ったり身体を拭いたりした。回りのテント泊の登山者と暫し談笑し、夕飯を食べて
テントの中のシュラフに潜り込んだ。ここで気になっていた山スカのお兄さん、この小屋に姿はなかった。
と言う事は、え”−−−−− やっぱりトムラウシ温泉まで降りたんだ。凄いと言うか無謀と言うか言葉がない。
まあ、格好の割には強そうだったし、きっと駆け下ったんだろうなあ。
ヒサゴ沼
イワイチョウ | 避難小屋への木道 | |
小さな小さなヒサゴ沼避難小屋 | テント場 |
私達のテント
竃を作った | 今回最後の夕食は豪華に | |
美味しい | 同じく 美味しい 何とも言えない |