登山日 |
2011年9月11日(日) |
天候 |
曇りのち雨 |
山名 |
岩手山 |
所在地 |
盛岡市 |
登山口 |
馬返 |
コースタイム |
登山口6:30-5合目9:17-8合目小屋10:45-頂上12:30-登山口16:25 |
標高 |
2038.1m(薬師岳) |
距離 |
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同行者 |
広島労山(5名)・盛岡労山(7名) |
所要時間 |
10時間(2時間休憩含) |
盛岡労山のお誘いで9月10日から14日まで、東北遠征と銘打って「岩手山・姫神山・早池峰山」と被災地の
ボランティアに行ってきた。広島を出発した時は、天気も良く気温も高かった。岩手に着くと曇り空で空気もどこか
ひんやりしていて涼しかった。今回は、盛岡労山の計らいで「馬っこパーク」に4日間お世話になった。馬っこパークは
とても快適で良い所だった。まず、1日目の出発から岩手山登頂、歓迎バーベキューの様子をまとめました。
pm6:35発 広島空港から仙台行きへ(25分の遅れ) 空港からタクシーを使い仙台駅へ
最終便のやまびこで盛岡へ 駅のホーム
出発の飛行機が計器の故障のため25分遅れて出発したため、当初乗る予定だった新幹線に間に合わず
最終便の新幹線に乗った。空港からは震災の影響で駅までのアクセスが悪く、タクシーを利用した。
盛岡駅に盛岡労山の人が迎えに来てくれて、車で宿泊地「馬っこパーク」まで連れて行ってくれた。ここは、
一軒家風の家で、お風呂以外は普通の家だった。とても快適!周りは乗馬もできる施設で広々としていた。
馬っこパーク 岩手山馬返登山口駐車場
前の晩はAm1:30に就寝。翌朝、5時起きで6時出発。寝不足だが岩手山に登るのを楽しみにしていたので
そんなことは言ってられない。天気は生憎の曇り空。途中、回復してくれればと祈りながら登山口へ。
駐車場からの入り口 ちょっと行くと美味しい水が・・・
登山口 盛岡労山の方達と記念撮影
歩きやすい登山道 最初は0.5合目刻みで標識がある
ガラス細工の様 ハゼの木も赤く色づいて
樹林帯を抜けると岩場の登山道 五合目の標識
ガスって周りの景色は何も見えない 巨大な岩が地震で割れて今にも転げ落ちそうだった
登山道にはウメバチソウがたくさん咲いていた ?
七合目分岐 旧道と新道に 何とかアザミ
ウスユキソウもたくさん咲いていた また、樹林帯へ
八合目避難小屋 トイレ
七合目を過ぎると道は、水平になり歩きやすかった。それまでが岩場の急登だったので、一息つける。
暫く歩くと、ガスの中八合目避難小屋が現れる。ここは、管理人を山の会で当番制にしているらしい。中はとても
広くて、きれいだった。小屋の前に水場があり、ここでも岩手山からの美味しい水を飲むことが出来る。
甘くてとっても美味しかった。それに冷たい!トイレもきれいだった。ここで、頂上をどうするか話し合ったが、広島の
メンバー一人が足を痛めてここで待つことになり、他は全員頂上を目指すことになった。
大きく写すと 不動平(頂上お鉢の分岐)私達は右手に進む
頂上直下のお鉢の中に「岩手山神社奥宮」の跡があった
奥宮の前で記念撮影 回りこんだ所の岩に剣が刺さっていた
この頃から、強風になり歩くのもやっとだった。何組かの登山者も頂上を諦めて引き返していた。でも、私達は
強風の中、頂上を目指し、ガスで何も見えない中とうとう着いた。来て良かった!天気が良ければ、八幡平や早池峰山
姫神山、遠くは鳥海山まで見えるそうだ。残念!
岩手山頂上(薬師岳)
広島労山メンバー 盛岡労山の皆さんと一緒に
10メートルは吹いていたと思われる強風の中、お鉢の淵を歩く。時折、飛ばされそうになりフォローを受ける。
小屋に戻り、休憩をして下山開始。下りは樹林帯の新道を通ることにして歩くが、景色が見えないので五合目連絡道
から、旧道に戻る。
食べられるきのこ発見! これはダメだった
ガスが晴れ下の景色が見えた
説明を受ける 降りてきた道を下から眺めるとこんな感じ
皆さんの写真を撮ってくださったFさん 何とイワギキョウでしょうか?
少し紅葉が始まった山肌
馬っこパークでバーベキューの準備 お肉を焼くHさんとDさん
美味しそう!! さっそくビールで
話が弾みます 自己紹介も
岩手山は素晴らしい山だった。北アルプスでしか見られないと思っていた、高山植物のコマクサやチングルマなど
普通に生えていた。もう、ビックリだった!北アルプスに行かなくてもコマクサがチングルマが見られるのだ。
素晴らしい!本当に感激した。独立峰の岩手山は、その全容を今回は見せてくれなかった。また来なさいということだろう。
楽しい親睦会も盛り上がり、疲れもどこかへ飛んでいた。
水も空気もそこに住む人達も全てが、どっしりと構え、安らぎを与え、パワーで満ち溢れていた。
大丈夫!大丈夫!東北は大丈夫!きっと立ち直る。そう信じている。